釜石市港町の釜石港で3日、県などの関係機関が合同でテロを未然に防ぐための保安設備点検を行った。関係者は今月から同市でも行われるラグビーワールドカップ(W杯)を前に連携を強化し、安全管理の万全を期すことを確認した。

 関係機関でつくる釜石港保安委員会(委員長・高橋正博県沿岸広域振興局土木部長)が主催し、東北地方整備局や釜石海上保安部など13機関、35人が参加。車両が出入りするゲートの出入管理の項目や不審者の立ち入りを防ぐためのフェンスの破損がないかを点検。監視カメラやフェンスに取り付けているセンサーの作動も確認した。

 2017年の大型荷役機械・ガントリークレーンの導入や県内の道路整備効果で、同港の昨年のコンテナ取扱量は過去最多の7608TEU(1TEU=20フィートコンテナ1個)を記録。今年も7月末時点で5243TEUと前年同期を約2割上回っており、一層の警備強化が求められる。

 同港は通常は県が管理しており、合同点検は昨年に続き、2度目。高橋委員長は「点検で問題点は見つからなかった。関係機関が連携し、さらなる保安強化を図っていく」と気を引き締めた。