10月1日の消費増税がいよいよ間近となり、県内の各店舗は新税率に合わせた値札の付け替えやレジの変更などを急ピッチで進めている。納入が追いつかず、ぎりぎりで新レジを導入する事業者もあり、多くの店では30日から増税当日の開店直前まで準備が続く見通し。増税に併せて政府は軽減税率などの対策を用意するが、複雑な制度に混乱も予想される。どの業種も増税の影響に身構えながら、慌ただしく「10%初日」を迎えることになりそうだ。

 二戸市石切所の薬王堂二戸店では29日、従業員が値札やポップ類の付け替えを進めた。

 同社は1店舗当たり約2万点の商品を扱い、今月中旬から順次、値札の更新を進めてきた。10%対象だけ付け替えるのではない。分かりやすいように軽減税率対象品は印を付けた値札に変えるため、作業は全商品に及ぶ。

 例えば柔軟剤や風邪薬、おむつ、ビールなどは10%、パンやヨーグルト、カップ麺など飲食料品、サプリメントは8%。付け替えは1品ずつ手作業で、同店では最終チェックを含めると1日の開店直前まで準備が続く。

 軽減税率は適用基準が複雑だ。酒類に当たるみりん(税率10%)と、みりん風調味料(同8%)の区分など問い合わせが集まりそうな品に関し、同社は一覧表にして全店に配布。混乱が生じないよう備えている。