盛岡市のヒノヤタクシー(大野尚彦社長)は10月1日から、矢巾町医大通の岩手医大付属病院と盛岡市内丸の内丸メディカルセンター(MC)間で定額運行を開始する。普通車の片道料金を通常より安い3500円(税込み)に設定し、病院関係者や患者とその家族らの利便性向上を図る。認可した東北運輸局によると、病院間の定額運行は全国でも珍しいという。

 乗降は両施設のタクシー乗り場限定。乗車の際、乗務員に「定額」と伝える。設定された約10・9キロのルートを通常30分ほどで走行し、乗車中にタクシーメーターは作動しない。

 消費増税後の同区間の乗車料金は3800~4千円ほど。渋滞時はさらに高くなる可能性もあるが、料金設定を割安にして利用客の拡大を図る。病院関係者のほか、内丸MCを受診した患者が同病院に移動して精密検査や治療を受ける場合などの利用を想定している。