本年度の大船渡市防災訓練は29日、市内全域で行われた。東日本大震災と同規模の地震と津波を想定し、市民ら約6600人が参加。命を守る行動の重要性を再確認した。

 訓練は三陸沖を震源とするマグニチュード9・0の地震が発生し、同市で震度6弱を観測して最大10メートルを超える津波が発生したと想定。午前7時半、訓練を伝える防災無線が流れた。

 同市大船渡町の上山公民館には住民約40人が避難。上山町内会自主防災組織の田野崎重徳隊長(63)が安否確認の手順や重要性を伝え、消火器の使い方などを確認した。

 田野崎隊長は「震災時には住民の安否を把握する大切さを痛感した。毎年備えることでいざというときの対応が違ってくるので、継続することが大事だ」と気を引き締めた。