2021年の世界文化遺産登録を目指す国内候補に選定された「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産、一戸町の御所野遺跡で2日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関・イコモスの現地調査に向けたリハーサルが行われた。国内外の専門家を招き、同遺跡の関係者が遺跡の価値や保存管理の状態を説明。対応を検証し、来年夏から秋に見込む本番に向けて万全を期す。

 本県など4道県や関係自治体で組織する縄文遺跡群世界遺産登録推進本部(本部長・三村申吾青森県知事)が主催。イコモスの国内組織会員で、建築が専門の中国・清華大の呂舟(ルズー)教授、筑波大大学院の稲葉信子教授を招いた。

 御所野縄文博物館の高田和徳館長ら25人が対応し、遺構が出土した場所に復元された土屋根の竪穴住居や配石遺構を案内。遺跡の普遍的価値や、住民らの保存活動を約1時間半かけて説明した。

 リハーサルは8月27日から始まり、4日まで全17構成資産を回る。最終日まで複数回のミーティングを行い、今回の課題や改善点を検証する。