【韓国・機張(キジャン)で運動部・小田野純一】右手中指にまめができた影響でキャッチボールのみの調整を続けていた佐々木朗希(大船渡3年)が台湾との試合中に現地入りしてから初のブルペン投球を行った。約80球のうち、捕手を座らせて26球。全力ではなかったが、150キロ前後の力強い直球を投げ込んだ。

 背番号11がブルペンへ向かうと、試合中にもかかわらず観客や米大リーグスカウトの視線が佐々木に集中した。捕手の水上桂(兵庫・明石商3年)が「試合そっちのけやん」と嘆くほどだった。

 捕手を座らせて剛速球ショーが始まった。水上は「親指が吹っ飛ぶわ」と冗談交じりに痛がり、隣で投げる西純矢(岡山・創志学園3年)は負けじとペースを上げた。ブルペン投球だけで周囲を驚かせた。