矢巾町医大通に移転開院した岩手医大付属病院(千床)は24日、外来診療を開始する。分院として盛岡市内丸の旧病院を活用する「内丸メディカルセンター」(MC、50床)も同時スタート。外来は矢巾本院が16診療科、内丸MCは31診療科で対応し、それぞれ手術・入院中心の高度治療、外来中心の病院として機能を分担・連携して運用する。24時間体制の救急受け付けも再開し、本県医療の中核が本格始動する。

 外来スタートを控えた23日は、それぞれの病院で最後の準備が進められた。内丸の旧病院では、荷物を運び出す様子も見られた。

 本院は高度医療を提供する県内唯一の「特定機能病院」として、最先端の診断・診療機器、20室の手術室を設置。外来は精神科、小児科、産婦人科、血液・腫瘍内科など専門対応が必要な16診療科を担当する。小児医療機能を拡充し、重症系の病床を増床した。診察は完全予約制で紹介状が必要となり、内容に応じて内丸MCを紹介する。

 病院移転に伴い、19日から休止していた救急受け入れは24日午前8時半に開始する。内丸にあった高度救命救急センターも移転し、24時間体制で比較的軽い1次救急から、重症で緊急性の高い3次救急まで担う。救急車受け入れ、小児救急、精神科救急、お産は全て矢巾で対応する。

 内丸MCは、内科、外科、整形外科など31診療科で外来対応。磁気共鳴画像装置(MRI)などの診断機器を残し、迅速な検査、診断を行う。救急は1次救急のみ、平日午後5時~9時に受け入れる。当面は既存施設を利用し、将来的に新棟を建設する予定だ。