一関市磐井町の市内唯一の映画館、一関シネプラザは今年、開業70周年を迎えた。複合映画館(シネマコンプレックス=シネコン)の台頭で全国の小規模館が姿を消す中、地域密着型の運営で「まちの映画館」を守り続けてきた。松本健樹社長(74)は「ここまで続けられたのは、映画館に足を運んでくれる地域の皆さんのおかげ」と感謝し、映画のともしびを絶やさぬことを誓う。

 同館は2スクリーンで計224席。邦画、洋画の話題作のほか、松本社長が独自に選んだ作品も上映する。シネコンでは見られない、バラエティーに富んだ佳作を提供できるのは小規模映画館ならではだ。