葛巻町が整備した町道茶屋場田子線(全長1810メートル)が21日、開通した。町中心部を迂回(うかい)し、全町から病院や学校、町役場などへのアクセスが飛躍的に向上。災害時には国道281号の代替路となり、防災面も強化される。中心市街地の活性化に期待が高まる。

 現地で記念式典を行い、鈴木重男町長が「地域経済の活性化、観光振興などに大きく寄与する。交流人口の拡大や定住人口の増加につなげたい」とあいさつ。終了後は、町人口の1割に当たる約600人が葛巻音頭や山車のパレードなどを披露してにぎわった。

 

 同線は馬淵川に沿って整備し、片側1車線で道幅8メートル。平均1メートルかさ上げしたため、豪雨などの災害時には堤防の役割も担う。2012年度に着工し、総事業費は約10億円。

 同町は久慈市と盛岡市を結ぶ国道281号が主要道路だったが、町中心部は交通量が多く急カーブや幅員が狭いため、児童生徒の登下校が不安視されていた。