矢巾町医大通に21日開院する岩手医大付属病院周辺の公共交通が一気に充実する。町は20日、町営の町市街地循環バス(定員28人)の試験運行を開始。病院やJR矢幅駅、スーパーなどを巡回し、通勤客や来院者、住民らの新たな足としての役割を担う。既存のバスや鉄道は開院に合わせて増便。タクシーも町内に待機する台数が増えるなど交通環境は大きく変化する。

 循環バスの出発式は同町南矢幅の町役場前で行われ、関係者ら15人が出席。テープカットを行い、同駅に向かうバスを見送った。

 バスは県交通が業務を受託。同駅から病院や同大を巡る医大循環線(往復4・2キロ)と、ショッピングセンターや市街地を巡る駅周辺循環線(同3・8キロ)の2路線で、平日に計12便運行する。

 既存のバスや鉄道も開院に対応して増便する。県交通の北高田線・矢巾医大線と日詰線は24日から、増便や運行経路を変更。同院周辺で乗降するバスは、平日5本増えて39本、土日祝日が11本増の19本に拡充する。JR東北線は21日から当面、盛岡-日詰駅間で午前7時台に2本の上り臨時列車を運行する。