津波の石碑と東日本大震災の教訓を追う本紙連載企画「碑(いしぶみ)の記憶」を学習材として、山田高(宮学校長、生徒107人)1年生31人が取り組む復興・防災学習は19日、同校で始まった。「総合的な探究の時間」の単元「碑の記憶」として展開。生徒は先人が残した津波の教訓を記事と石碑、地域住民から学び、次の世代へ命の大切さを語り継ぐ「語り部」を目指す。

 単元は10月25日までの17時間。初日は岩手日報社報道部の太田代剛専任部長と、仮想現実(VR)技術を活用した「碑の記憶」コンテンツを制作しているIBC岩手放送クロスメディア部の相原優一部長が、過去の三陸大津波や企画の意味を説いた。

 太田代専任部長は明治、昭和、チリ地震の大津波を当時の新聞を使って解説し「碑は、何度も繰り返す津波の教訓を後世に伝えようと建てられた」と強調した。相原部長は「VRはデジタル時代の碑」と説明した。

 生徒は今後、町に残る四つの碑の記事を読み込み現場を訪問。住民らに話を聞き、新聞やグーグルマップにまとめる。