県立療育センター(矢巾町、葛西健郎(たけお)所長)は19日、同町の同センター駐車場で障害者らを対象としたバスの乗り方教室を初めて開いた。県交通が協力。バス利用のハードルを下げ、安全安心な地域生活を後押しする。

 同センター障がい者支援部の利用者、盛岡となん支援学校高等部の生徒計11人と職員が参加。県交通の職員が誘導しながらスロープを使った車いすでの乗車、車体の固定、運賃の支払いなどを実際の乗り合いバスで体験した。

 同センター利用の佐々木美織さん(23)は車いすで初めての乗車体験。「車いすでは不安もあった。乗れると分かったので利用したい」と語った。

 県交通では所有する乗り合いバス約400台のうち半数ほどがスロープ付き低床バス。事前に連絡があれば優先的に対象路線へ配車している。同社の大和田俊文総務部長(61)は「お客さまの安全安心な乗車のため、要望があれば無料で教室開催に協力する。バスの便利さを知ってもらいたい」と呼び掛ける。