県内の教育現場での新聞活用を進めようと、県教委は10日から、NIE(教育に新聞を)推進アドバイザーによる出前授業を始める。10日の一関小4年の社会科を皮切りに、教育事務所ごとに指定した計6校で12月まで実施する。本年度から始める事業で、全て公開。県教委は多くの教員の参加を呼び掛けている。

 一関小では、岩手大付属小の関戸裕教諭が「昔から今へと続くまちづくり」の単元で授業を展開。奥州藤原氏時代に開削され、一関市と平泉町を流れる照井堰(ぜき)用水を取り上げ学びを深める。関戸教諭は「新聞を資料として使うことで、先人の苦労や思い、地域の価値あるものを子どもたちに近づけることができる」と説明。授業後には「授業における新聞の活用法について」と題し、講演・演習を予定している。

 同アドバイザーによる出前授業は、県教委が本年度創設した「学校における新聞活用推進事業」で実施。アドバイザーら専門的知見を持つ講師を学校に派遣し、出前授業を通じて新聞活用の普及・拡大を目指す。

 公開授業への参加は教育関係者が対象。全県から参加できる。問い合わせは県教委学校教育課義務教育担当(019・629・6137)へ。