【米ピッツバーグで本紙特派員・斎藤孟】マリナーズの菊池雄星(花巻東高)は19日(日本時間20日)のパイレーツ戦で初めてメジャーの打席に立つ。パイレーツが所属するナ・リーグは指名打者制がないため、投手もバットを振る。二刀流は高校の後輩のエンゼルス・大谷翔平が本家だが、先に1試合で投げて打つ「リアル二刀流」に挑戦。左腕は「不安もあるが楽しみ」と意欲的だ。

 菊池は交流戦の登板は初めて。西武時代はセ・リーグとの交流戦で20打数3安打だった。今季は打者専念の大谷翔平は昨季、ナ・リーグ本拠地での先発がなく、リアル二刀流は来季以降に持ち越されている。

 大谷より先に1試合で投げて打つ見通しの背番号18は「速いでしょうね。メジャーリーガーの球ですよ。何とか食らいついていきたいですけど」と打撃についての質問に苦笑い。自身も150キロを超える剛速球を投げ込むが、打つ側となると話は別のようだ。

スライダーの切れ確認 

 菊池雄星は17日、ピッツバーグのPNCパークで19日(日本時間20日)の登板に備えてブルペン入りし、7勝目に向けてスライダーの切れを確認した。直球に変化球を交ぜて約40球。さらにコーチとスライダーの握りを確かめた後に24球を投げた。

 完封した8月のブルージェイズ戦は右打者の膝元に鋭角に落ちていた。しかし、いい変化が続かない試合がある。左腕は「もう少し指の圧力というか、プレッシャーを強くしたりなど微調整している」と説明した。