京都市の龍谷大の学生は15日、陸前高田市小友町の気仙大工左官伝承館で気仙茶作りを体験した。伝統の茶を後世に残す手助けをしようと東日本大震災後毎年同市を訪れており、学生は住民と交流しながら気仙茶の歴史に理解を深めた。

 訪れたのは同大経済学部の伊達浩憲教授(58)が指導するゼミの4年生13人。北限の茶を守る気仙茶の会(菊池司会長)の会員の指導の下、昔ながらの炉で茶葉を乾燥させる手もみ茶や、フライパンを使った釜いり茶などを作った。仕上げに水分を飛ばすと豊かな香りが広がり、約4時間で完成。初参加の河野祐希さん(21)は「こんなに時間がかかるとは思わず驚いたが、手作りのお茶は香ばしくおいしかった」と笑顔を見せた。

 ゼミでは宇治茶生産による地域振興に取り組んでおり、伊達教授は2011年からゼミ生と同市を訪問。茶摘みや茶畑の管理作業など保存活動を支援している。