陸前高田市の高田松原津波復興祈念公園に整備された道の駅高田松原は15日、プレオープンした。売り場には新鮮な広田湾産の海産物や地元農産物が並び、開店とともに多くの買い物客でにぎわった。東日本大震災から8年半余。陸前高田の魅力を発信し、にぎわい創出の一翼を担う新たな拠点が力強く一歩を踏み出した。

 開店前から100人以上が入り口付近に行列を作り、店舗関係者は「いらっしゃいませ」と温かく出迎えた。買い物客は商品をじっくり品定めし、市ブランド米「たかたのゆめ」の定食や海鮮丼を味わう人も。鳥取県のすなば珈琲(コーヒー)も人気を集めた。

いけすでホタテガイなどの海産物を販売する広田湾漁協の直売所コーナー

 道の駅は鉄筋コンクリート・一部鉄骨造り2階建てで延べ床面積約1500平方メートル。売り場面積は約800平方メートル。22日に開館する県の津波伝承館と併設する。両施設をつなぐ建物上部160メートルの白い構造物には震災死者・不明者数と同じ1万8434個の小さな穴が施され、鎮魂の思いを込める。同日には国営追悼・祈念施設の一部となる「献花の場」や防潮堤上の「海を望む場」の利用も始まる。

 道の駅は20日までプレ開業し、営業時間は午前11時~午後3時。本オープンの22日以降は午前9時~午後6時(12~2月は午後5時まで)。年中無休。問い合わせは道の駅高田松原(0192・22・8411)へ。