松之丞さん、巧みな話芸 一関リーダーズ

日報リーダーズサークル一関例会は14日、一関市山目のベリーノホテル一関で開かれ、卓越した話芸で「日本一チケットが取れない講談師」とされる講談師神田松之丞さんの独演会を約800人が楽しんだ。
岩手日報一関広華会(加賀邦彦会長)などが、同会創立50周年を記念し開催。松之丞さんは「鮫(さめ)講釈」「鼓ケ滝」「万両婿」の三つの演目を披露した。
来年2月に真打ちに昇進する松之丞さんは、小気味よく釈台をたたく張り扇のリズムで観客を物語に引き込んだ。多彩な登場人物を巧みに演じ分け、会場は何度も笑いに包まれた。
同市赤荻の佐藤亜矢子さん(48)は「生で見ると迫力が違う。声音の使い方が絶妙だった」と興奮冷めやらぬ様子だった。