支局生活もまもなく丸2年。着任時と比べると、二戸の街もだいぶ変わった。

 今では当たり前のように利用しているが、昨年春は滴生舎や「なにゃーと」など、拠点施設が次々と新装開業。挙げ出したら切りがないが、個人的には市内にコンビニが2店ほど増えたのもホットな話題だった。

 そんな中、大きな変化を遂げようとしているのが金田一温泉地区。日帰り入浴施設「ゆうゆうゆーらく」は昨年度末で閉館、来年秋以降に「カダルテラス金田一」として生まれ変わる。宿泊機能も備え、周辺は都市公園として姿を変える。

 全国に温泉街はあるが、同温泉の売りは何だろうか。歩いて回ると、一帯のリンゴ畑やブルーベリー園は見ていて気持ちいい。今夏初開催の馬淵川のカヤック体験や源泉を使った泥んこバレーも盛り上がりを見せた。資源は十分、活用策を想像すると夢が広がる。

 一方、21年の歴史に幕を下ろした旧施設の最終営業日では「古くても愛着があった」「新施設は敷居が高そう」と、寂しがる声も聞かれた。期待が大きいだけに、まずは住民に愛される施設を目指してほしい。

 同温泉に限らず、二戸地域は変化の真っただ中。その裏には挑戦を続けて汗を流す人がいる。活動を紙面から後押ししつつ、住民とともに変わる街を見守りたい。

(下石畑智士)