釜石市の第三セクター釜石まちづくり株式会社(谷沢(たにさわ)栄一社長)が同市鵜住居(うのすまい)町中心部に整備していた商業施設「うのポート」が11日、オープンした。スーパーマーケットのマルイチを核に小売業、サービス業など計6店舗。東日本大震災から8年半。住民待望の商業施設が開店し、利便性向上とにぎわい創出が期待される。

 現地で行ったオープニング式典には関係者約70人が出席。谷沢社長(60)が「三陸鉄道の鵜住居駅開業、ラグビーワールドカップ(W杯)開催などで注目される場所に施設を開設できて光栄だ」とあいさつした。

 施設は敷地面積約3500平方メートル、鉄骨造り平屋(面積約1500平方メートル)で、鵜住居小、釜石東中に近い国道45号沿いに立地。復興庁の津波立地補助金を含めた総事業費は約4億5千万円。マルイチのほか、震災で被災した地元の建築・リフォーム業、婦人服店、保険代理店、灯油配達・タイヤ販売店が入る。現金自動預払機(ATM)も構え、駐車場は42台。

 震災で甚大な被害を受けた鵜住居地区では、地区内にあったスーパーも被災。震災後、住民は釜石市の市街地や大槌町まで買い物に出向いてきた。