奥州市の小沢昌記市長は9日、2021年度に予定する市の水道料金改定で、料金を引き上げる可能性に言及した。奥州金ケ崎行政事務組合(管理者・小沢市長)の広域水道供給料金引き上げ方針を受け、市に請求される使用料金増加分の上乗せを検討する。

 組合が請求する料金には、整備済みの用水施設を維持する基本料金と、水量に応じた使用料金がある。小沢市長は同日の市議会全員協議会で「決定事項ではないが、基本料金(増額分)は市の一般会計で負担し(使用料金の増加分は)市民から頂くのが至当」と述べ、利用者にも負担を求める考えを示した。

 広域水道事業を巡っては、約30年前の水需要予測を基に導水管などの施設整備を進めたが、現在の水需要は当初見込みの3分の1にとどまる。組合は8月、基本料金を来年度から約4割引き上げる改定案を提示。市が支払う基本料金は、年間約1億100万円増の3億6419万円となる。使用料金は1トン当たり1・6円増の35・7円となり、市の負担額は年間約313万円増の約1億3031万円となる見通しだ。