花巻東打線が鳴門の主戦左腕西野知輝(3年)の変化球にどこまで対応できるか。岩手大会6試合中4試合を継投で勝ち上がった花巻東に対し、鳴門は西野が徳島大会全5試合を完投。相手エースを攻略すれば勝機が近づく。

 西野は174センチと大柄ではないが、テークバックの小さなフォームから直球を主体に小気味よく投げる。最速139キロでスライダーやチェンジアップを組み合わせた外角主体の投球。与四死球は17だが、花巻東の佐々木洋監督は「予想以上に制球は良い。低めの球の見極めが重要になる」と警戒する。

 鳴門はチーム打率2割8分9厘。5試合で29四死球と多く、高校通算31本塁打の4番浦和博、5番宮崎龍司(ともに3年)がチーム最多の6打点。5試合で盗塁は一つだけで、犠打で手堅く進めて中軸で得点する。9番西野は打撃も好調。与四死球を減らしながら、好機で中軸に回さないことが必要だ。

 花巻東投手陣は主戦西舘勇陽(3年)を軸に、左腕中森至、右腕佐藤靖友(ともに3年)、岩手大会初戦で好投した小野寺輝(2年)と豊富。指揮官は「みんな調子が良いので、的を絞らせないようにしたい」と対策を練る。