盛岡市は5日、同市中ノ橋通のプラザおでってで岩手公園芝生広場整備事業を巡る関係者懇話会(座長・倉原宗孝県立大教授、委員19人)を初開催し意見交換を行った。市民や関係者への説明が不十分との指摘を受け、市は2回目以降の懇話会の日程を見直す方針を示した。

 学識経験者や関係団体、市民による公募委員(4人)ら17人が出席。整備事業はアパレル製造・販売のミナ(東京都港区、皆川明社長)など3者がカフェなどの施設を設置する計画で、市は4月発表した。施設整備費は主に事業者が負担し、総事業費は未定となっている。

 意見交換ではにぎわいの創出や周辺地域への波及効果などを期待する声が出た。一方、広場には市の姉妹都市カナダ・ビクトリア市から贈られたトーテムポールが設置されており、国際交流の意味合いが薄れると懸念の声も出た。

 公募委員を務めた盛岡市肴町の畑中良夫さん(64)は「なぜ事業が芝生広場で行われるのか、基本的な考えの説明がされていない。市が発表した日程では、これから市民の幅広い意見を募ることができるか疑問だ」と指摘した。

 市は第2回懇話会を9月中旬としていたが、日程を見直すことにした。懇話会での意見をホームページで公表し、さらに市民の意見を募る。