福島、宮城両県内で震度5弱を観測した4日午後7時23分ごろの地震の影響で、JR東北新幹線は那須塩原-盛岡間で停電が発生し6分間ほど運転を見合わせた。設備点検のため同39分から古川-一ノ関間で再び運転を見合わせて下りは午後8時54分、上りは同9時9分まで再開に時間を要し、夏休みを首都圏などで過ごし本県に戻る観光客らの足が乱れた。

 北上市内を走行していたはやぶさ33号は突然車内の照明が消え、緊急地震速報を知らせるスマートフォンの警報音が鳴り響いた。急停車した車両が地震によりゆっくり小さく揺れた。暗い車内には「福島で地震と確認している」とのアナウンスがあり「怖いよ」と声を挙げる子どももいた。

 盛岡駅に午後10時前に到着した盛岡市の照井崇さん(40)、心菜さん(土淵小1年)親子は空手の大会や観光で訪れた東京から戻る途中、仙台駅手前で足止めされ1時間以上遅れた。「やっと着いた。止まったり動いたりの連続で娘も疲れたと思う」と疲労感をにじませ、盛岡さんさ踊りから在来線で帰宅する人たちで混雑する改札口付近から家路を急いだ。