【本紙特派員・清川航矢】昨年10月に右肘を手術したエンゼルスの大谷翔平(花巻東高)が順調に投手復帰の階段を上っている。6月に手術後初めてブルペン入りし、週2回の頻度で投球練習を重ねる。球速は約140キロに達し、今月からは変化球も投げ始めた。リハビリで手術前の状態に戻すだけでなく、投球フォームの改善にも着手。来季の投手復帰を見据える背番号17は常に進化を求めている。

 28日はアナハイムのエンゼルスタジアムで術後13度目のブルペン入り。捕手を立たせて10球、座らせてからカーブ11球、スライダー7球を交えながら31球を投げた。投げていない球種はスプリットだけになった。

 変化球については「投げ始めて日が浅いが感じもいい。そこが一番良いのではないか」と納得の表情。球速は「もともとブルペンではそこまで速くないが、もう少し速く投げたいという思いはある」と率直に語った。打者との対戦はまだ先になりそう。「ブルペンで打者が立ってみてからとか、そういう段階かなと思う」と焦りはない。

 リハビリと並行して投球フォームの改善にも取り組む。腕を上げるタイミングを試行錯誤。左足を着く直前に肘よりも手が上になるようなフォームを試している。