県教委は2020年度から、遠野、遠野緑峰、平舘、大槌、住田の県立5高校7学科で県外生徒の受け入れを始める。少子化で生徒減が加速する中、産業や文化、復興など地域の特色を生かした学びを志す生徒を全国から募る。地元や学校は県外から希望されるような魅力づくりや、受け入れ支援の充実が求められる。県外の中学生へ広く周知できるかという課題もあり、展開が注目される。

 募集する学科は遠野、平舘、大槌、住田の普通科と、遠野緑峰の生産技術科と情報処理科、平舘の家政科学科。「県外枠」の定員は各校の募集定員の1割以下(3~8人)とし、志願者は一般入試を経て合格が決まる。

 各校は地域をPRするスイーツづくり(平舘・家政科学科)など独自の取り組みを通して、地域課題を解決できる人材を育成する。ホップのつるからの和紙作りや、牛肉の生産を特色とする遠野市の遠野緑峰の菊池勇校長は「遠野は社会とつながりながら課題解決力を磨く格好のフィールド。親元を離れた志の高い県外生徒は、地元生徒へも刺激になる」と期待する。