本県沿岸北部を中心に甚大な被害を出した2016年台風10号豪雨から30日で3年。24人が犠牲となり、最も住家被害の大きかった岩泉町では、災害公営住宅の入居がほぼ終息し、被災者は生活再建に向け本格的に歩みだした。

 同町安家の災害公営住宅・安家日向団地(14戸)では29日、入居間もない3人が近況を語り合った。上脇忠さん(83)は「仮設住宅は結露でドアが凍るなど大変だったが、今は快適だ。腰が良くなったら近所を散歩したい」と明るく語り、腰廻(こしまわり)幸男さん(54)は「静かで住み心地が良い。近所に知り合いも多いので落ち着く」と笑った。

 30日は午後2時から同町岩泉の町民会館で、町主催としては最後の犠牲者追悼慰霊式を行う。申し込み不要で出席できる。