特定不妊治療が受けられる指定医療機関が少ない本県で今月、患者の負担を和らげる動きがあった。不妊治療専門の京野アートクリニック盛岡院(熊谷仁院長)が盛岡市盛岡駅前通に開院。卵管鏡下卵管形成術(FT)と呼ばれる卵管の詰まりをカメラで見ながら取り除く手術など、グループの他院で受けられる高度な技術を提供する。不妊治療のために県外に通う人が多い中、治療の選択肢を広げる動きが続くか注目される。

 京野アートクリニックは仙台市と東京・高輪で展開しており、胚(受精卵)の培養技術などに定評がある。盛岡院でも特定不妊治療(体外受精、顕微授精)を中心に行う。卵管の手術のほか、着床不全に対する検査・治療、受精卵の成長を連続して観察できるタイムラプスシステムなど、注目の技術も扱う。

 これまでは県内から仙台院に通っていた患者もいたといい、熊谷院長は「駅前という便利な立地で、盛岡の皆さんに他地域と同じ医療を提供していきたい」と意気込む。月1、2回の妊活セミナー(無料)も開催し、不妊治療の疑問に答える。

 診療時間は午前8時~正午(最終予約午前10時半)と午後2時~同5時(最終予約同3時半)。木曜、日祝日は休み。完全予約制で、ホームページ(https://ivf-kyono-morioka.jp)か電話(019・613・4124)から申し込む。