韓国・機張(キジャン)で30日に開幕する野球の18歳以下による第29回U18ワールドカップ(W杯)で、県民だけでなく全国のファンが注目するのが佐々木朗希(大船渡3年)の起用法だ。練習試合では九回に登板し、26日の壮行試合は先発。1次リーグから強豪国との対戦があり、球数制限も設けられる中で、先発か抑えの守護神になるのか。どちらにせよ佐々木の投球が日本代表の命運を握る。

 1次リーグでは大会4連覇中の米国、昨年日本を破りアジア大会2位の台湾、プロ選手6人を擁し強打者がそろうパナマとの対戦が重要だ。2次リーグにも対戦成績が引き継がれるため、決勝進出に向け、全試合が気を抜けない戦いとなる。

 強豪国との試合はいずれも午後6時開始。ナイターとなった26日の大学日本代表との壮行試合で永田裕治監督は「今大会、そして将来のためにも大舞台を経験した方が良い」と佐々木を先発で起用した。岩手とは異なる雰囲気、ナイターへの準備など、強敵との対戦に向けて多くの要素が加味されたと考えられる。

 大会本番では体調や球数制限を考えながら、米国戦では先発し104球以内にとどめ、中1日空けてパナマ戦は抑えで登板という起用も可能だ。

 ただ、パナマ戦から中1日で2次リーグが始まり、決勝まで4連戦となる。佐々木や奥川恭伸(石川・星稜3年)ら計11人の投手陣(野手登録の2人を含む)をどう起用するか、指揮官の手腕も見どころだ。