大船渡市は東日本大震災の記憶伝承と復興の検証に力を入れる。来年3月には講演や震災経験者の体験談を朗読で披露する震災伝承イベントを開催。来年度には復興の歩みを振り返る記録誌の刊行も予定しており「復興の総仕上げ」を見据えた取り組みが本格化する。

 震災伝承イベントは市などが主催し来年3月に市内で開催。被災から復興への歩みを市内外、さらに後世へと広く伝承することで防災意識の向上などを狙う。

 震災に関する基調講演のほか、震災経験者の体験談を朗読する「かたりつぎ」を予定。被災時に地域で助け合った共助の経験を共有しながら、その基礎となる地域コミュニティーの構築に役立てる。

 震災復興記録の収集、整理、保存事業は本年度から2カ年の計画。津波に関する証言や体験談、復興に関わる各種資料を収集、整理する。復興関連計画の策定経緯や復興事業の進行状況なども検証し「復興の歩み」として2020年度内の記録誌完成を目指す。