【本紙特派員・斎藤孟】直近10試合で打率4割超えとバットが振れているエンゼルスの大谷翔平(花巻東高)。「ストライクゾーンに来たボールをしっかり振る」というシンプルな考えがメジャートップ級の打撃を支えている。レギュラーシーズンは残り32試合。3割を維持し、何発の本塁打を上積みできるか。

 今季(21日現在)は打率3割6厘、16本塁打、54打点、11盗塁。安打は99本で3桁の大台に迫る。7月7日までの前半戦は3割3厘、14本塁打、38打点。後半戦はやや調子を落とし、8月9日には2割8分3厘まで打率を下げたが、直近10試合は4割2分1厘と復調した。

 大谷は打撃論を「基本的にストライクゾーンは打てる。四隅に来ても強いスイングができる。ストライクゾーンに来たボールをしっかり振れるのが単純だが一番いい」と語る。だが、投手はストライクと思わせてボールゾーンで打ち取ろうとするため実践は容易ではない。

 カウントごとにヤマを張る打者もいるが、大谷は「配球の読みはしたくない」と来た球に対応するタイプ。技術があるからこそ可能な待ち方だ。