奥州市の江刺りんごの極わせ品種「紅(べに)ロマン」の初競りが22日、盛岡、東京、大阪で行われた。今年も猛暑に見舞われたが、収穫量・時期とも例年並みの生育。盛岡市羽場の市中央卸売市場には120ケースが出荷され、1ケース(10キロ、32個入り)20万円の過去最高値が出た。

 岩手江刺農協の小原武雄代表理事専務が「猛暑だったが、生産者のおかげで酸味、甘み、歯ごたえともに良品質のものが出来上がった。紅ロマンを皮切りに、江刺りんごを全国に届けていく」とあいさつした。

 市場では威勢のいい掛け声が響き渡り、買い受け人が次々と落札。1ケースの平均価格は昨年より1100円ほど高い1万625円で、過去最高水準での競り合いとなった。

 盛岡の最高値は昨年より5万円高い20万円。2年連続で落札した松紀盛岡支店の小原映・営業統括部長は「予想以上の競り合いで慌てた。この時期に越年でない県産リンゴを食べられる価値は高い」と話した。