釜石市とラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催支援連絡会は21日、同市鵜住居(うのすまい)町の釜石鵜住居復興スタジアムで、同スタジアムのW杯後の利活用を考えるシンポジウムを開いた。市が中長期的な運営を考える公開の場を設けたのは初めて。釜石シーウェイブス(SW)RFCを前面に出してファンを引きつける構想が出たほか、子どもから大人まで多目的に使えるようにする意義を確認した。

 市の関係者や市民ら約50人が出席。W杯組織委員会の福島弦JRFU連携部長、笹川スポーツ財団の玉沢正徳事務局長らをゲストに迎え、他国や県外のスタジアム活用事例を学んだ。

 鹿島アントラーズのホーム、カシマスタジアム内のクリニック建設に携わった元ラグビー選手の石嶋正幸さんは、スポーツ複合施設化する利点を提示。トレーニングジムや医療設備を備えるなど「選手と市民が共同で使える施設にする工夫が必要だ」と指摘した。

 同スタジアムはW杯開催12都市の中で唯一の新設。東日本大震災で被災した鵜住居小、釜石東中の跡地に国の補助金などを含めた約49億円を投じて建設した。