秋の香りが……!

報告:日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明

緑一色に染まってきている溶岩台地!(山頂より)

 18日は焼石山頂から9合目、南本内方向そして東焼石分岐・姥石平と周回コースで、19日は残雪部周辺へ向けての入山です!

 両日とも快晴の中、前日はわずかな風が伴っていましたが、19日は無風状態で登りとして少々辛い状況でした。

 焼石岳(姥石平)の表看板、花の群落(ステージ2)は彩りが単色となり影を潜めています。ただ目を凝らしてみますと、オクキタアザミ、ウゴアザミやタカネセンブリ、ハクサンフウロ、ミヤマリンドウ、シロバナトウウチソウ、イワショウブ他などを見ることが出来ます。

 また、融雪の遅い地域や残雪地帯ではミズギク、トウゲブキ、タチギボウシ、それに、ヒナザクラ、シナノキンバイ、アオノツガザクラなどが見られます。

 一方で、オクトリカブト、ウメバチソウ、エゾオヤマリンドウ、クロバナヒキオコシ、ハナイカリ、ヤハズトウヒレン、チョウジギク、ダイモンジソウ等の秋の花達が顔を出してきています。

 これらの花と共に活発な動きを見せているのが、昆虫類でしょうか!

 アサギマダラ、ミヤマクロアゲハ、キアゲハ、クジャクチョウ、ヒョウモンチョウ等々の蝶類にニホンカワトンボ、サナエトンボ類、そしてハヤチネフキバッタ他が活発な姿を見せています。

 春に開花したものでは、命のバトンタッチ、赤い実を付けたタケシマランやイワハゼ、青系の実生のツバメオモト、サンカヨウ等々が見られるようになってきました。

 秋の香りがして来ましたね……!

流れ出る雪解け水は冷たく美味しかったです!
山頂手前を飾るハクサンイチゲ達!
残雪とアオノツガザクラ
雪解け後に春の花のヒナザクラ群落でした!
融雪の後のイワカガミが印象的でした!
エゾクロクモソウ(ユキノシタ科)
タカネセンブリ、蜜坪が神秘的ですね!
刈払いの跡地にタカネナデシコ開花感激です!
シナノキンバイが花盛りでした!
秋到来、チョウジギクが一気に咲き出してきました!!
エゾオヤマリンドウが咲き始めました!