日韓関係の悪化を受け、韓国選手団が不参加を決めた第9回全国高校アーチェリー競技ブロック対抗戦(全国高体連アーチェリー専門部主催)は20日、雫石町高前田の雫石総合運動公園で開幕した。毎年行ってきた日韓の交流の機会がなくなり、選手や関係者は落胆しつつも技術を磨いた。11月に予定される訪韓事業の派遣選手6人も決めたが、実施は今後の情勢を見て判断する。

 本県代表を含む全国の高校1、2年生約100人が参加。町営体育館で行われた開会式で、同専門部の下屋浩実部長(岐阜県・高山西高)は「韓国の皆さんも最後まで努力してくれた。来年は東京五輪で大会は予定していないが、再来年は再び手を携え、雫石で開催できるよう努力したい」とあいさつした。

 陸上競技場で予選ラウンドを実施。選手は雨の中、70メートル先の的へ矢を放った。五十嵐蓮尚(れんしょう)さん(盛岡工2年)は「レベルの高い韓国選手のフォームや実力を見たかった。国内選手との交流を深め、再びインターハイに出場したい」、高松頼睦(よりちか)さん(同)は「韓国選手が来ないのは非常に残念だが、全国の選手と戦えて楽しい」と切り替えた。