猛暑の夏が一段落した県内は、少しずつ秋の兆しが感じられるようになりました。稲穂が頭を垂れる頃、秋祭りが各地で始まります。豪華絢爛な山車や華やかな踊り、笛や太鼓の音色など地域色豊かな催しは見どころがいっぱいです。岩手日報紙面から県内各地で開催される秋の祭りをまとめました。

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雨なんの、山車威勢よく 野田まつり開幕(2018年8月25日掲載)

太鼓や笛のおはやしを響かせながら進む山車

 野田村の野田まつり(実行委主催)は24日、村中心部で3日間の日程で始まった。初日は山車3台とみこし4基が威勢よく練り歩き、復興完遂へと歩むまちを鼓舞した。

 同村野田の愛宕神社参道で神事を行い、山車やみこしの「お通り」を展開。雨が降ったものの多くの見物客が集まり、笛や太鼓のおはやしに合わせて進む山車を見守った。

 ことしの開催は8月23~25日


初秋彩る山車堂々 ふだいまつり開幕(2018年9月8日掲載)

太鼓や笛のおはやしに合わせて運行される山車

 普代村の初秋を彩るふだいまつり(実行委主催)は7日、同村中心部で始まった。初日は上、下組の山車2台がおはやしを奏でながら練り歩き、3日間の祭り開幕を告げた。

 山車は「ヨーイスヨーイサー」と威勢のいい掛け声を響かせ、主会場の三陸鉄道普代駅前を出発。高さ最大約15メートルの仕掛けが展開され見物客を魅了した。7月に改修工事が終わった沢山橋では鵜鳥(うのとり)神楽が披露された。

 ことしの開催は 8月30日~9月1日


響く掛け声、活気づける 石鳥谷まつり(2018年9月9日掲載)

時折雨が降る中、笛や太鼓、かねを響かせ練り歩く南部流山車

 第39回南部杜氏の里石鳥谷まつり(実行委主催)は8日、花巻市石鳥谷町好地の町中心部で始まり、時折雨が降る中、南部流山車5台が町内を練り歩いた。10日まで。

 初日は石鳥谷熊野神社から稚児行列や武者行列、みこしが出発。下組、中組、上若連、上和町組、西組の山車は勇壮で、引き手の掛け声や、太鼓、笛、かねの音が初秋の町に響き活気づいた。

 開催は9月8~10日


熱気最高潮に 花巻まつり、観客魅了(2018年9月9日掲載)

通りを埋め尽くした風流山車の連合パレード

 花巻まつり(実行委主催)は9日までの3日間、花巻市中心部で繰り広げられ、豪華けんらんな風流山車やみこし、郷土芸能などが大勢の観客を魅了している。

 初日の7日は、市内23の神楽団体が権現舞を披露。みこし一斉パレードでは34台が上町商店街を「わっしょい、わっしょい」と威勢のいい掛け声とともに練り歩いた。観客は熱心に手を振り、一緒に盛り上がった。

 ことしの開催は9月13~15日


秋の華、山車競演 盛岡秋まつり(2018年9月15日掲載)

華やかな山車を連ね、まちに繰り出す八幡下りパレード=盛岡市八幡町

 秋の訪れを告げる盛岡秋まつりは14日、盛岡市中心部を会場に3日間の日程で始まった。初日は華やかな9台の風流山車が八幡下りパレードを繰り広げ、大勢の見物客が沿道を埋めた。

 同市八幡町の盛岡八幡宮を出発。みこしに続いて歴史の一場面を表現した山車が練り歩き、「ヤーレ、ヤーレ」と子どもの元気な掛け声が響いた。同市と交流する台湾の花蓮(かれん)訪日団も参加した。

盛岡八幡宮境内で奉納された神事流鏑馬=2017年9月17日掲載

 ことしの開催は9月14~16日。流鏑馬は16日。


秋告げる華やぎ、みこし元気いっぱい 遠野まつり開幕(2018年9月16日掲載)

元気いっぱいに交通事故や火災の防止を呼び掛けた「防火みこし」

 遠野市の伝統芸能が一堂に会する日本のふるさと遠野まつり(実行委主催)は15日、2日間の日程で開幕した。初日は53団体、約4千人が参加し、秋の訪れが感じられる遠野郷を彩った。

 中心市街地を舞台に郷土芸能パレードが開かれ、神楽や威勢のいいみこし、にぎやかな太鼓が特徴の南部ばやしや勇壮なしし踊りなどが観客を魅了した。

 ことしの開催は9月21、22日


豪雨乗り越えあふれる熱気 久慈秋まつり開幕(2018年9月21日掲載)

前夜祭会場に集結しライトアップされた山車。4日間の祭典の開幕を告げた

 久慈市の久慈秋まつり(実行委主催)は20日、同市中町の道の駅くじやませ土風館で前夜祭を行い、4日間の祭典が幕を開けた。2016年台風10号豪雨災害を乗り越え、山車組やみこし団体などが久慈の中心街を熱気で包み込む。

 前夜祭会場には山車8台が集結。歴史物語や伝説を題材に高さ10メートルを超す華やかな飾り付けがライトアップされた。各組の音頭上げやみこしの競演が繰り広げられ、威勢の良い掛け声、太鼓と笛の音が響いた。

 久慈秋まつりは約650年の歴史を持つとされる県北最大級の催し。

 ことしの開催は9月19~22日