今後の量産を予感させるアーチになった。

 5-1の七回無死一塁、エンゼルスの大谷翔平(花巻東高)は左腕に追い込まれ、外寄りの球に少し体勢を崩しつつも中堅に角度がついた打球を飛ばす。「タイミングを外されながら、ああいう形でも入るんだという認識ができれば、もうちょっと打撃の幅も広がる」。74打席ぶり、8月は初の一発で駄目を押し、トラウト、プホルスが休養した試合で中心打者の役目を果たした。

 試合前まで後半戦はわずか1本塁打だった。それでも、打率は15号を放った7月27日の2割9分3厘から2割9分9厘に上げている。「それもいいこと。調子が悪い中でも率がまずまず残っていることは成長しているかなとも捉えられる」と前向きに話した。

(アナハイム共同=松下裕一)