花巻市の鍛冶町商店街振興組合(伊藤郁郎理事長)は1日、同市鍛冶町の宮沢商店敷地内にある「宮沢賢治産湯の井戸」の公開を始めた。出席者は当時の様子を思い浮かべ、賢治をしのんだ。

 同日はお披露目式が行われ、行政、商工関係者ら約70人が出席。同振興組合の平賀誠二理事(49)が「令和の時代となっても、変わることのない賢治さんへの思いを再確認してほしい」とあいさつ。出席者は井戸からくみ上げた冷たい水で涼んだ。

 賢治は1896(明治29)年8月27日に母イチの実家、宮沢善治家(現宮沢商店)で生まれた。出産の際に井戸から水をくみ、産湯を沸かしたとされている。井戸の深さは約6メートルで、豊沢川の伏流水が地下水として湧き出ているとみられる。

 公開は今年で18年目。日曜、祝日を除き30日まで無料で公開する。午前9時~午後5時。