平泉町の毛越寺(藤里明久貫主)で16日夜、送り盆行事の浄土庭園法灯会(ほうとうえ)が行われ、先祖供養や祈願成就の思いを込めた灯籠約千個が大泉が池に浮かんだ。

 本堂で法要が営まれた後、訪れた人たちは「精霊供養」「世界平和」「早期復興」などと願いを書いた灯籠を静かに池に浮かべた。暗闇の中、灯籠の柔らかな光が水面を照らし、雨の上がった浄土庭園内は幻想的な雰囲気に包まれた。

 法灯会は東日本大震災や「平泉の文化遺産」の世界遺産登録を機に2011年に始まり、今年で9回目。同町内で同日予定していた平泉大文字送り火は、悪天候のため20日に延期した。