不来方高で美術や工芸を学んだ卒業生有志12人のグループ展「コズビ」は17日まで、盛岡市清水町の旧石井県令私邸で開催されている。絵画や彫刻など、感性が光る多彩な作品が並ぶ。

 県内外で制作に励む20~40代の同窓生が34点を展示。福島県郡山市の郡山女子大短期大学部専任講師の黒沼令さん(41)=盛岡市出身=は、高さ2・2メートルの木彫「漂う人」を出展。両手を広げた立像で、腕や胴、足を覆う部分はチェーンソーで大胆に彫った。

 東京都町田市の会社員大森隆義さん(42)=同=が今年制作した油絵「メタ公団2」は、住宅団地のベランダをモチーフにした。同展は卒業生有志の不来方会が主催。同会事務局代表の大森さんは「展示の場所によって見る人も反応も変わる。制作者個々の幅を広げる意味でも岩手での作品展は意義深い」と語る。

 入場無料。午前11時~午後3時。