奥州市前沢字南陣場の牛の博物館(鈴木啓一館長)は、企画展「アジアの在来家畜写真展」を開き、地域で独自に育まれた在来家畜の姿を紹介している。生産性向上で外来品種の導入が進み今は姿を消したものもあり、人と家畜との関係性の変遷を伝える全国的にも貴重な史料が並んでいる。

 生物学や民俗学の研究者らでつくる在来家畜研究会のメンバーが、1930~2010年代にアジア28カ国で収集・撮影した写真約5千点の中から99点を展示。荷車を運ぶロバや黒ヤギを解体する様子や闘鶏など生活の一場面を切り取り、農耕や肉・卵利用、信仰・娯楽など6項目の用途に分けて紹介している。

 10月14日まで。入館料は一般400円、学生(高校生以上)300円、小中学生200円。月曜休館で、午前9時半~午後5時(最終入館午後4時半)。問い合わせは同館(0197・56・7666)へ。