連日の猛暑が子どもたちの保育環境にも影響を及ぼしている。奥州市水沢真城の市立みなみ保育園(佐藤尚園長、園児63人)では、エアコン1台が老朽化やパワー不足により室温を十分に下げられなくなり、氷柱や別室での合同保育などで対応している。市教委は予算不足などを理由に今夏中の設備更新は難しいとするが、保護者からは不安の声も上がっている。

 エアコンは2008年に他園から移設し、2歳児クラスの教室に設置しているもの。同園によると、教室の広さに対して冷却能力が不足しており、真夏日や猛暑日が続いた今年は最大限稼働しても29~30度までしか室温を下げられない日もあった。

 同園は6日、保護者に文書で状況を説明。氷柱や扇風機を活用するほか、昨年エアコンを新しくした別の教室での合同保育などで暑さをしのいでいる。

 市は本年度内に、国の補助金を活用して小中学校と公立幼稚園の計435教室にエアコンを新たに設置。一方、保育園の既存設備の更新は国の補助金の対象外で、市の単独経費での対応となる。

 市教委学校教育課の千葉達也子ども・子育て支援推進室長は「本年度は更新予算を確保しておらず、仮に今発注しても夏の間に設置というのは難しい。今できることで対応するしかない」と話す。