西武8-7オリックス

 乾いた打球音が球場に響いた瞬間、スタンドは大歓声で沸いた。西武の山川穂高(富士大)が6-7の八回無死一塁で殊勲の2ラン。34号でチームを5連勝に導き「完璧な当たり。競った場面で打てて本当に良かった」と満面の笑みを浮かべた。

 チームは0-5から三回に6-5としたが、直後に逆転を許す歯がゆい展開だった。八回は先発メンバーでただ一人安打が出ていなかった山川に打席が回ってきた。海田が初球に投じた甘い変化球を完璧に捉え、左翼席へ運んだ。辻監督は「一番打ってほしい選手が打ってくれてうれしい」と興奮を隠さなかった。

 不振で打順が4番から7番に下がって4試合目だった。「僕に力があれば調子が悪くても打てるはず。そこを認めてやっている」と謙虚な気持ちで自身と向き合う。