ティラノサウルス類の歯化石が発見された久慈市小久慈町の約9千万年前の地層で、早稲田大の平山廉(れん)教授(62)=古生物学=のチームが12日まで、集中調査を展開した。4月に発表された化石は白亜紀後期(1億~6600万年前)としては国内初の発見で、新種の可能性もある。地域を沸かせ、世界的にも貴重なスター恐竜の進化をたどる資料に続く発見が期待される。

 平山教授は2005年から同市で古生物学調査を続けており、今回は同大と日本大、岩手大、愛媛大、山形大、中国地質大(北京)の学生らが1日当たり10~20人で発掘している。

 作業現場は宮古市の高校生がティラノサウルス類の歯化石を掘り当てた久慈琥珀(こはく)博物館の採掘体験場近く。「ボーンヘッド」と呼ばれる脊椎動物化石密集層を中心に探索しており、今回も既にカメやサメの化石などが出土している。