30年以上にわたり手作りの紙芝居で津波の伝承活動に取り組んだ故・田畑ヨシさん=宮古市田老出身=の長女・高橋恵美子さん(69)=滝沢市鵜飼上ノ山=は10日、同市鵜飼上高柳の「心と体のバランス塾田むら」で、母から継承した紙芝居「つなみ」の読み聞かせを行った。

 催しは盛岡滝ノ沢ロータリークラブ(村井利昭会長)が主催し、同クラブの会員や地域住民ら約50人が集まった。「つなみ」には、当時8歳だったヨシさんが昭和三陸大津波(1933年)で経験したことが描かれている。恵美子さんは、津波の脅威や被災した町の悲惨な様子などが鮮明に描写された絵をめくりながら、一言一言に思いを込めて読み聞かせ、自分の命は自分で守る「てんでんこ」の大切さを伝えた。