「障害のある子どもたちを引率している中の飲酒はいかがなものか」。本紙特命取材班に、一関市の一関清明支援学校(菅原桂吾校長、幼児児童生徒182人)の高等部1年の宿泊体験学習で、引率教員が夜間に飲酒行為をしていたとの情報が寄せられた。県教委の内規には、修学旅行など児童生徒を引率する宿泊行事中の飲酒を禁止する規定はないが、体調の急変などの対応が遅れた可能性もある。飲酒に関する不祥事に世間の目が厳しさを増す中、現場のモラルが問われそうだ。

 同校や県教委への取材によると、宿泊体験学習は7月11、12の両日に奥州市内などで行われ、生徒17人、教職員11人が参加。同市内の宿泊施設で、生徒が寝静まった午後9時半から同11時ごろにかけ、ミーティングとして別室に9人が集まり、うち4人が350ミリリットル入りの缶ビール計7本を飲んだ。

 同校の調査によると、宿泊体験学習では2017年度から飲酒しており、昨年度の高等部2年の修学旅行でも確認された。

 同校は9日夕、緊急の保護者説明会を開き、謝罪した。菅原校長は同日、岩手日報社の取材に対し「教育の場の飲酒行為は許されることではなく、教職員に周知徹底した。学校を信じて送り出してくれた保護者の信用を著しく傷つける行為であり、責任を感じている」と陳謝した。