【大阪支社】京都在住の県人らで組織する京都清水寺で南部風鈴を愛(め)でる会(及川静衛会長)は31日、京都市東山区の清水寺で第10回記念法要を営み、発生から間もなく8年5カ月となる東日本大震災からの復興を祈った。2010年から始まった同寺の南部風鈴の飾り付けは今年で10年。関係者は岩手と京都の末永い交流に誓いを新たにした。

 法要は本堂外陣で営まれ、会員や達増知事、野田武則釜石市長、東根千万億(ちまお)岩手日報社社長ら約50人が参列。森孝忍法務部長らの読経に合わせて焼香し、震災犠牲者を追悼した。

 森部長は「10年の節目にふさわしい法要ができた。岩手との縁がますます深まり、風鈴の飾り付けが今後も京都の風物詩になるよう願う」とあいさつ。

 及川会長(85)=金ケ崎町出身=は「2年目以降は震災復興祈念という大きな目的を掲げ、内外の協力を得ながら毎年法要を営んでもらった」と感謝した。

 法要後、風鈴の掛け初め式を同寺回廊で実施。世界平和や災害への備え、放火殺人事件があった京都アニメーションを応援するメッセージなどが短冊に記された約500個の風鈴が涼しげな音色を奏でている。8月末まで。