文部科学省は31日、全国の小学6年と中学3年を対象として4月に行った2019年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。本県公立校の平均正答率は小6、中3の国語で全国公立を上回る一方、小6の算数、中3の数学と初実施の英語は全国より振るわなかった。中3数学は調査開始の07年度以降(11年度を除く)続けて全国を下回る状況で、指導方法の検証と練り直しが迫られる。

 国語と算数・数学は従来の知識に関するA問題と活用力を測るB問題を一体的に問う新たな出題形式となった。本県の小6の平均正答率は国語が67%と、全国平均を3ポイント上回った。読解力を試す記述式問題の成績が良好だった。算数は66%で全国より1ポイント低かった。

 中3では、国語が74%と全国より1ポイント高く、新聞記事を題材に読み解く問題の平均正答率が全国を上回った。反対に、英語は52%と全国を4ポイント下回り、英文を読んで意見を書く問いなどで正答率が低く、無回答率も高かった。

 焦点となった数学は平均正答率56%と全国を4ポイント下回り、全国最下位の沖縄県に次ぐ結果。分野別では「数と式」の問題で全国より4・6ポイント低い。このうち簡単な連立方程式を解く問題の平均正答率は全国70・1%に対し本県は60・3%で、無回答率も全国より2・6ポイント高い7・7%だった。