ここ数試合は負けが込んでいたエンゼルスも、複数安打から遠ざかっていた大谷翔平(花巻東高)も、久しぶりに息を吹き返した。

 一回の両チーム初安打は外角低めをうまく流し打った。内野安打の三回は次打者の初球で二盗。「十分セーフになれるタイミングだった」と言葉にも余裕があった。2-0の五回1死二塁では中前に強烈にはじき返し、貴重な中押し点を生み出した。6月28日以来の3安打で「一打席一打席、しっかり内容があった」とうなずいた。

 球宴前の打率3割3厘に比べれば、後半戦は2割5分4厘と低い。「ボールもそこそこ見えているし、あとちょっとの微妙なところ」と、もどかしい思いもあった。それでも「勝つためにしっかり状態を上げたいというのは毎日思っている」と真摯(しんし)に練習を重ねることで、3安打が生まれた。

(アナハイム共同=松下裕一)