産学官連携組織のいわて未来づくり機構は8日、盛岡市内のホテルで本年度1回目のラウンドテーブル(円卓会議)を開き、国際研究拠点形成について意見を交わした。

 達増知事ら7人が登壇。テーマは「国際研究拠点の形成とイノベーションの創出」で、国際リニアコライダー(ILC)誘致のメリットや現状を語った。

 高橋真裕岩手経済同友会代表幹事は誘致に伴う施設・環境整備で「製造業全体の底上げや賃金水準向上が期待できる」と述べ、達増知事は「既に世界の研究者が視察に来たり、加速器研究関係の仕事を始めた企業もある。研究開発イノベーションを始められる環境が整いつつある」と語った。

 一方、本県以外での周知や理解が不十分との指摘もあり、講演会の講師として訪れた慶応大先端生命科学研究所の冨田勝所長は「ILCがあると、どこが面白くて、どんなにワクワクすることなのか、より分かりやすく伝える工夫も必要ではないか」と指摘した。