【福島市で学芸部・藤田和明】将棋の第63回東北六県大会(岩手日報社など東北5新聞社主催)は最終日の7日、福島市の福島民報社ロイヤルホールで3~5回戦を行い、本県は通算3勝2敗で福島、青森と並んだが、ポイント差で3位だった。山形が5年ぶり21回目の優勝。個人は大将戦で岩泉毅五段(29)=宮古市=が11年ぶり2回目の優勝を果たした。

 3回戦の宮城戦、大将の岩泉五段は、居飛車穴熊から速攻を仕掛け完勝。副将仁多見(にたみ)遊心(ゆうしん)二段(16)=盛岡市=は、強い粘りに寄せを誤り攻め手が切れ逆転負け。先鋒(せんぽう)楠本一斗(かずと)四段(15)=同=は、終盤相手が寄せを誤り大逆転。本大会1勝目を挙げた。

 4回戦の秋田戦、岩泉五段は、飛車と角の大駒をさばき快勝した。仁多見二段は、最後は大量の持ち駒で相手玉を寄せた。楠本四段は、端から一気に玉を攻略した。

 5回戦の山形戦は、勝てば優勝の可能性もあった。岩泉五段は、若干の指し過ぎがあり的確にとがめられた。仁多見二段は、反撃もかなわず敗れた。楠本四段は最後に相手からの詰みを見逃す頓死があり、投了となった。